離婚の原因ランキング ~他人事じゃない!あなたに当てはまるものは?~
「まさか、私たちが離婚するなんて…」
結婚当初は、永遠の愛を誓ったはずなのに、なぜ離婚という選択肢が頭をよぎるのでしょうか?
厚生労働省の調査によると、近年、日本の離婚件数は年間約20万組。
3組に1組の夫婦が離婚しているというデータもあります。
もはや、離婚は他人事ではありません。
今回のブログでは、離婚に至る原因をランキング形式で詳しく解説していきます。
あなたの夫婦関係に潜む「離婚の芽」に気づき、問題を早期に解決するためのヒントになれば幸いです。
▼参考
第1位:性格の不一致 ~価値観の違いは、修復可能なのか?~
堂々の第1位は、「性格の不一致」。
なんと、離婚原因の約4割を占めています。
「性格の不一致」と一口に言っても、その内容は様々です。
- 価値観の違い:
- お金の使い方(浪費癖、倹約家すぎる)
- 子育ての方針(教育熱心、放任主義)
- 仕事への価値観(仕事人間、プライベート重視)
- 家事の分担(几帳面、ずぼら)
- 休日の過ごし方(アウトドア派、インドア派)
- コミュニケーション不足:
- 会話がない
- 感謝の言葉がない
- 相手の話を聞かない
- 本音で話せない
- スキンシップがない
- 生活習慣の違い:
- 起床・就寝時間
- 食事の時間
- 清潔感の基準
結婚当初は「多少の違いは許容範囲」と思っていたことも、長年一緒に生活するうちに、我慢できなくなってしまうことがあります。
「性格の不一致」を乗り越えるためには?
- お互いの価値観を尊重する:
- 「違うこと」を前提に、相手の価値観を理解しようと努めましょう。
- 自分の価値観を押し付けないようにしましょう。
- コミュニケーションを増やす:
- 意識的に会話の時間を設けましょう。(例:夕食時はテレビを消す、寝る前に10分間話す)
- 感謝の言葉を伝えましょう。(「ありがとう」「助かるよ」など)
- 相手の話を遮らず、最後まで聞きましょう。
- 非言語コミュニケーションも大切にしましょう。(笑顔、アイコンタクト、スキンシップなど)
- 共通の趣味を見つける:
- 一緒に楽しめることを見つけることで、会話のきっかけにもなります。
- 妥協点を見つける:
- お互いに歩み寄り、妥協点を見つけるための話し合いをしましょう。
- カウンセリングを受ける:
- 専門家(カウンセラー)のサポートを受けることで、客観的な視点から、問題解決の糸口を見つけられる場合があります。
第2位:浮気・不倫 ~許せない気持ちと、どう向き合うか?~
第2位は、「浮気・不倫」。
パートナーの裏切りは、心に深い傷を残します。
許せない気持ち、悲しみ、怒り、絶望…様々な感情が渦巻き、どうすれば良いのか分からなくなるかもしれません。
浮気・不倫が発覚した場合の対処法
- 証拠を集める:
- 感情的に問い詰める前に、まずは冷静に証拠を集めましょう。(LINEやメールの履歴、クレジットカードの明細、探偵の調査報告書など)
- 自分の気持ちと向き合う:
- 今の気持ちを書き出したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりして、心の整理をしましょう。
- 「これからどうしたいのか」を考えましょう。(関係修復か、離婚か)
- 夫と話し合う:
- 冷静に、そして具体的に話しましょう。(「なぜ浮気をしたのか」「いつから浮気をしていたのか」「相手とはどういう関係なのか」など)
- 自分の気持ちを伝えましょう。(「悲しかった」「つらかった」「裏切られた気持ちでいっぱいだ」など)
- 今後のことを決めましょう。(関係修復か、離婚か)
- 心のケアをする:
- 傷ついた心を癒すために、時間が必要です。焦らず、ゆっくりと、自分を大切にしながら、心のケアをしましょう。(十分な睡眠と休息、バランスの取れた食事、適度な運動、趣味や好きなことに没頭するなど)
- 専門家(弁護士、カウンセラーなど)に相談する:
- 必要に応じて、専門家のサポートを受けましょう。
「許す」と決めた場合
- 二度と浮気をしないという誓約書を書かせる
- 浮気相手との関係を完全に断ち切らせる
- 夫婦カウンセリングを受ける
- お互いを尊重し、感謝の気持ちを忘れずに、新たなスタートを切る
「許す」と決めるのは、簡単なことではありません。しかし、関係修復を望むのであれば、過去の出来事にとらわれず、未来へ向かって、二人で努力していくことが大切です。
第3位:DV(家庭内暴力) ~身の安全を第一に考える~
第3位は、「DV(家庭内暴力)」。
DVには、身体的暴力だけでなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力など、様々な種類があります。
DVは、決して許されることではありません。
もし、あなたがDV被害に遭っているのであれば、まずは身の安全を確保することが最優先です。
DV被害に遭っている場合の対処法
- 相談窓口に連絡する:
- 配偶者暴力相談支援センター、警察、NPO法人など、DV被害者を支援する機関に相談しましょう。
- 避難場所を確保する:
- 実家、友人宅、シェルターなど、安全な場所に避難しましょう。
- 証拠を集める:
- DVの証拠となるもの(診断書、写真、音声データなど)を集めましょう。
- 弁護士に相談する:
- 離婚や慰謝料請求、保護命令の申し立てなどについて、専門的なアドバイスを受けましょう。
DVは、繰り返されることが多いです。
一人で悩まず、必ず誰かに相談してください。
第4位:金銭問題 ~お金の価値観の違いは、離婚に直結する?~
第4位は、「金銭問題」。
お金の使い方は、価値観の違いが顕著に表れる部分です。
- 夫が浪費家で、生活費を使い込んでしまう
- 妻が専業主婦で、経済的に自立していない
- ギャンブルや借金の問題がある
- 生活費の分担で揉める
お金の問題は、夫婦関係に深刻な亀裂を生じさせることがあります。
金銭問題を解決するためには?
- 家計簿をつける:
- 家計の収支を把握し、無駄遣いをなくしましょう。
- 予算を立てる:
- 毎月の収入と支出のバランスを考え、無理のない予算を立てましょう。
- 貯金をする:
- 将来のために、少しずつでも貯金をしましょう。
- お金の使い方について話し合う:
- お互いのお金の使い方について、正直に話し合いましょう。
- 価値観の違いを認め合い、妥協点を見つけましょう。
- ファイナンシャルプランナーに相談する:
- 専門家のアドバイスを受けることで、問題解決の糸口が見つかる場合があります。
第5位:セックスレス ~夫婦のコミュニケーション不足のサイン?~
第5位は、「セックスレス」。
セックスレスは、夫婦のコミュニケーション不足のサインである場合があります。
- 仕事が忙しくて、疲れている
- 子育てに追われて、余裕がない
- 相手に魅力を感じなくなった
- 性的な欲求が減退した
- ED(勃起不全)や性交痛などの問題を抱えている
セックスレスの原因は様々ですが、放置しておくと、夫婦関係が悪化する可能性があります。
セックスレスを解消するためには?
- スキンシップを増やす:
- 手をつなぐ、ハグをする、キスをするなど、日常的なスキンシップを増やしましょう。
- 二人きりの時間を作る:
- デートをする、旅行に行くなど、二人きりの時間を作りましょう。
- 性に関する悩みや不安を話し合う:
- お互いの性に関する悩みや不安を、正直に話し合いましょう。
- 専門家(産婦人科医、泌尿器科医、カウンセラーなど)に相談する:
- 必要に応じて、専門家のサポートを受けましょう。
おわりに~離婚は最終手段、まずは話し合いを~
離婚の原因ランキング、いかがでしたでしょうか?
あなたの夫婦関係に当てはまるものはありましたか?
もし、離婚の危機を感じているのであれば、まずは夫婦でしっかりと話し合うことが大切です。
お互いの気持ちを理解し、歩み寄る努力をすることで、関係が修復できる可能性は十分にあります。
しかし、話し合いで解決できない場合や、DVなどの深刻な問題を抱えている場合は、離婚も選択肢の一つです。
離婚は、人生における大きな決断です。
後悔しないためにも、専門家(弁護士、カウンセラーなど)に相談し、慎重に判断するようにしましょう。